【スタッフ雑談】キノコの話13
2017年03月24日(金曜日)
春のキノコの代表のアミガサタケ。
傘にあたる部分は凸凹した網目状でヒダはなく独特な形。
アミガサタケの仲間はアミガサタケ、アシブトアミガサタケ、チャアミガサタケなどありますが、そのうちの一つのヒロメノトガリアミガサタケをキノコ仲間と見つけたことがあります。
北軽井沢でのキノコ合宿からの帰りがけ、近くの霧積温泉へ寄ることに。
行ってみると温泉周辺は山の中で、キノコ散策にも良さげな場所。
「もしかしたらヒロメノトガリアミガサタケが出ているかも」と一人が言いだし、皆の気持ちは既に温泉よりも、キノコ探しへ。
まだ誰もそのキノコと出会ったことがなく、お初のキノコにお目にかかりたいと期待を胸に山道を歩いていると、後ろの方で友人の「あっ、あれは!?」の声。
近寄って友人の指さす方を見てみると、林縁にアミガサタケが4~5本。しかも高さ20㎝~30㎝と一般的なアミガサタケより背丈は倍以上で、頭部の網目は広くまさにヒロメノトガリアミガサタケ!
「やった~!」「すご~い!」「大きい~!」とキノコを囲んで、皆、大はしゃぎ。
写真を撮ろうということで、顔の長さと同じ背丈ほどのアミガサタケを手に持ち記念撮影。皆、満面の笑みで写っていました。
ヒロメノトガリアミガサタケを見たのは、その時の一度きり。
また出会いたいキノコの一つです。
(R)