【スタッフ雑談】驚異の深海生物展
2016年07月22日(金曜日)
随分と前に博物館の展示室で見たナガヅエエソという深海魚。目は退化し、胸ビレは傘が骨だけになったような放射状。左右の腹ビレと尾ビレを三脚のようにして深海底にじっと立ち、流れてくるエサをただひたすら待つ。泳ぐのは苦手で水流で倒れてしまうこともあるとか。
かと思えば、ふわりふわりと海中を優雅に泳ぐピンク色のユメナマコ。その姿はなんとも幻想的。
水深200メートルより深く、暗黒、高圧、低温の過酷とも思える環境に暮らす深海の生物。その姿や生態は興味深く、テレビで特集番組があると見入ってしまいます。
そうした深海の生物を最新の研究成果を踏まえて、標本や映像で紹介する企画展「驚異の深海生物 新たなる深世界へ」が千葉県立中央博物館で始まりました。講演会やさかなクンが来館するイベントもあるようです。
普段なかなか目にすることのできない深海の生物。楽しみにしていた展示なので、涼みがてら足を運ぼうと思っています。
(R)