【スタッフ雑談】県の石
2016年05月27日(金曜日)
「県の石」というのが5月10日の地質の日に発表されました。
日本地質学会が大地の性質や成り立ちに関心をもってもらおうと、全国47都道府県において特徴的に産出あるいは発見された岩石・鉱物・化石を、それぞれ「県の石」として選定したものだそうです。
千葉県の石の岩石部門で選ばれたのは、先月話題にした「房州石」。
鉱物は「千葉石」(「ちばせき」と読みます)で、千葉県において世界で初めて発見された新鉱物。
化石は「木下貝層の貝化石群」。木下貝層は12万年前に関東平野一円が「古東京湾」と呼ばれる内湾の浅い海だったころに堆積した地層で、当時生息していた貝類等の化石が密集して産出するのが特徴。印西市の木下万葉公園内の露頭は古生物、地質、堆積学の研究も数多く、学術的にも重要とのことで、平成14年に国の天然記念物に指定されています。貝化石は100種類以上が報告されているそうです。
日本地質学会のホームページには各県の石が写真とともに紹介されており、千葉ではみることのできない岩石や化石もあり興味深いです。
(R)