【代表弁護士より】3月11日
2015年03月09日(月曜日)
今年も3月11日が近づいてきました。東日本大震災から4年が経過しようとしています。
震災後、福島県浜通り(福島県の太平洋岸の地域)と様々な縁ができたことから、相馬市には何回か行きました。
浜通りにはJR常磐線が通っていたのですが、南相馬市から南は原発の影響で、北は津波の影響で分断されてしまっており、常磐線では相馬に行くことができません。
ルートとしては東北新幹線で福島か仙台まで行き、そこからバスという手段しかありませんでした。バスでは1時間~1時間半かかり、かなり時間を要しました。
浜通りの道路は国道6号線が通っているのですが、これまた原発の影響で長らく一般車両は通行できませんでした。昨秋ようやく一般車両も通行できるようになり(但し、停車することはできません)、この3月1日には高速道路(常磐道)が全線開通し、相馬まで車で行くルートが確保されました。
しかし、まだまだ原発の影響があります。
常磐道ができれば、東京から相馬までの高速バスが走るのではないかと思っていたのですが、今のところ高速バス路線はできていません。線量が高い地域があり、運転手にそのような路線をどこまで担当させてよいのかという問題があるようです。
交通というのは復興の前提ですが、それすらまだまだ元通りというわけにはいかないのが現状です。