【スタッフ雑談】キノコの話 6
2015年02月27日(金曜日)
もうすぐ雛祭り。
和菓子屋さんには桜餅が店頭に並んでいますが、この桜餅の匂いのするキノコがあります。アオイヌシメジとコカブイヌシメジ。
図鑑に「桜餅の匂い」との記載があり、本当かなと思っていたのですが、ある日採集したキノコを嗅ぐと、まさに桜餅の匂いでした。
キノコの匂いというと、マツタケや豚や犬を使って探すトリュフが思い浮かびますが、キノコの匂いもいろいろあります。
アンズタケは名前のとおり黄色く、アンズの匂い。
ニオイコベニタケとムラサキカスリタケはカブトムシ臭。
ニオイワチチタケはなんとカレー粉の匂い。このキノコを採ったときは、匂いを嗅いでは、皆で「カレー! カレー!」と大騒ぎでした。
形や色だけでなく、匂いはキノコを見分ける上でのポイントの一つなので、採集するとつい匂いを嗅いでしまうのですが、中には不快臭や悪臭のキノコもあって、嗅がなければよかったと思うことも。
スッポンタケやツマミタケなどは、その臭いでハエなどをおびきよせ胞子を運んでもらっているキノコで、匂いを嗅ぎたくないキノコの一つです。
(R)