【スタッフ雑談】弓道のはなし(遠的練習に参加してきました)
2016年11月14日(月曜日)
わたしが所属する弓友会では、毎年夏の終わりから秋にかけて、廃校となった中学校のグラウンドを借りて、遠的練習をしています。
遠的は、的までの距離が60メートル、的の直径は100センチなので、通常練習している道場では到底できません。そこでグラウンドに的を設置して屋外で行うわけなのですが、わたしが使っている弓の弓力は10キロでとても軽いため、地面と水平に狙うとだいぶ手前で失速して矢が地面に落ちてしまい、的まで届きません。
それでどうするかというと、狙いをかなり上にします。だいたい角度30度~40度くらい、上半身を腰から曲げて、空に向って打ち上げるイメージで矢を放ちます。そうすると、矢は山なりに弧を描いて飛んでいき、的に刺さります。
二十数年ぶりの遠的は、1回目の練習で6本中3本、的をとらえました。
1本矢を放つのに体力を消耗するので数多くは引けませんでしたが(矢を1本放つ作業は10キロのエキスパンダーで筋トレしているようなもので、1本ごとに毎回それを繰り返すので実は非常に大変なんです)、現役時代より的に当たった本数も多く、実に爽快で楽しかったです。来年は遠的の方も大会デビュー目指して精進したいと思います。(S)