【スタッフ雑談】キノコの話 11
2016年02月26日(金曜日)
キノコに興味を持ち始めた頃、名前を調べるために形や色を図鑑と照らし合わせてもよくわからず、キノコの師匠に教えを乞いにいくと、師匠は形や色だけでなく、傘をひっくり返してヒダの部分も見ていました。
師匠曰く「胞子の色はグループや種類を決めるのにとても重要」とのことで、傘の裏のヒダにできる胞子の色を観察していることを知りました。
胞子は白色、紫黒色、ピンク色、褐色、黄土色、緑色などあり、シイタケの胞子は白色で、マッシュルームの胞子は紫褐色。
買ってきたマッシュルームは日が経つとヒダが黒くなるなと思っていましたが、それは胞子が熟した色だったのかと合点。
さらに師匠は「大きな図鑑(分類群ごとに記載されている図鑑)は胞子が白色のグループから有色のグループに並んでいる」ことも教えてくれ、図鑑で調べる際も胞子の色が重要であることを知りました。
野外でキノコを見つけたら、形や色だけでなく傘をひっくり返して胞子の色も要チェックです。
(R)