【スタッフ雑談】縄文展
2018年07月27日(金曜日)
東京国立博物館で開催中の「縄文-1万年の美の鼓動」展へ行ってきました。
有名な遮光器土偶や国宝の土偶、多様な文様と独特な形状の縄文土器、土製耳飾や貝輪などの装身具、動物やキノコを象った土製品など200点余りが「縄文の美」をテーマに展示されています。
土器や土偶のどれもこれも印象深かったのですが、最も心惹かれたのは火焔型土器。教科書で知ってはいるものの実物を目の前にすると、縄文の人々の思いが時空を超えて伝わってくるようで、力強い立体的な装飾と圧倒的な存在感に目が釘付け。芸術品のような土器で煮炊きをしていた縄文の人々の美意識や暮らしぶりをあれこれ想像しながら、しばし時を忘れて縄文の世界に浸りました。
7月31日からは縄文の国宝6点が全て勢ぞろい。
また、今週末と来週末は本館前広場でビアガーデン「トーハクBEER NIGHT!」も開催。縄文展とのコラボで、国宝の出土地域のクラフトビールも飲めるそうなので、今一度、縄文時代にタイムスリップしに行きたいと思っています。(R)
【代表弁護士から】弁護士の引退模様
2018年07月20日(金曜日)
事務所を経営している弁護士は自営業者なので定年というものがありません。
自分の進退は自ら決めるということになります。弁護士を辞める。事務所を閉める。つまり、「引退」は数ある人生の選択の中でも大きなものの一つといえるかもしれません。
私が弁護士になったころ(20年以上前)は、70歳代くらいになったら仕事は徐々に減らしていくけれども、弁護士登録は維持したままで、弁護士という名のもとにお亡くなりになるというのが一つの型でした。千葉県弁護士会では会員、即ち、弁護士登録をしている方はお亡くなりになると、FAXで全会員(千葉県内に事務所を有する弁護士)に訃報をお知らせすることとなっており、そのFAXが時々送られてきます。告別式には弁護士会の会長が弔辞を読むのが慣例となっているというようなことも聞いたことがあります。
このように弁護士は生涯現役というのが一つの型として存在していました。
最近は、いろいろと変わってきまして、この型というものがなくなりつつあります。
まず、若手弁護士が様々な事情から弁護士登録を取り消すということが見受けられます。弁護士登録を取り消すと、「弁護士」という名前で活動はできなくなりますが、「弁護士」としてではなく「法曹資格者」として活動ができればよいという割り切りもあるのでしょう。また、弁護士会費というものがかなり高いということもあり、弁護士登録の取消しに至るようです。若手でなくても、高齢となり、売上に比べて弁護士会費等の経費の負担感があるということになりますと、やはり、弁護士登録の取消しという選択となってくるようです。
弁護士の増加に伴う、弁護士の売上減少ということが、この辺に影響しているように思われます。
余裕のある状態で弁護士から引退する方もでてきています。60代や70代の方の中には、弁護士登録を取消したり、事務所を縮小して、半ば引退というような選択をされる方がおられます。
引退のタイミングというものはいろいろな要素を勘案して決めていかなければならず、難しい選択の一つだと思います。今まで経営してきた事務所を継承していくのか、それとも廃止していくのか、継承していくとすれば誰にどのように継承していくのかは、会社でいう事業承継と同じ問題が生じるように思います。
【スタッフ雑談】連休中に考えたことなど
2018年07月17日(火曜日)
猛暑が続いた海の日連休。さすがに野外でのテニス練習はからだが持たないので、活動はもっぱら涼しくなる夕方以降に変え、夜な夜な、というか、夜が明けるまでウィンブルドンとW杯をリアルタイムで視聴するという日々を過ごしていました。
ウィンブルドンは錦織選手が日本人選手としては松岡さん以来実に23年ぶりのベスト8進出、元世界№1のジョコビッチ選手が完全復活を遂げ優勝を果たし、W杯ではフランスが20年ぶりに世界制覇を成し遂げました。ウィンブルドンの男子シングルス決勝と、W杯の決勝は同日だったのでそれこそずっとテレビにはりついて、かじりついて見ていました。
被災地域のことを考えると、こうやって普通に暮らし、涼しい部屋でテレビを見ていることに、それぞれの「今」がこんなにも違うことに愕然として罪悪感にさいなまれたりするのですが、自分にできることは限られているし、自分にできる範囲で(募金することくらいしか思いつきませんが)、自分のできる協力をずっとしていこうと思いました。(S)
【代表弁護士から】没後200年の伊能忠敬
2018年07月05日(木曜日)
7月になりました。7月というと中旬ころまで梅雨というのが普通なのですが、今年は6月中に早々と梅雨が明けてしまい、6月下旬から猛暑。長い夏となりそうです。
今年で没後200年の伊能忠敬。50歳過ぎてから江戸に出て、その後、全国を測量して回るという後半生を送ったことから、スーパーマンのような人であるとみられていますが、実際はどんな人だったんだろうと思い、川村優著「新しい伊能忠敬」を読んでみました。
川村は伊能忠敬がその娘に送った手紙から、忠敬には喘息があり、足腰が弱く、胃腸が弱くて胃腸障害に苦しみ、痔持ちで、69歳のときには自らの歯をほとんど失った状態であったと結論づけています。「忠敬の人生はごく常人のごとく山あり谷ありで、栄光よりもむしろ苦難の連続であった。加えて、はかり知れない病弱との戦いが常日頃彼を苦しめていたのである」(同書)にも関わらず、自らの課題に立ち向かい、夢を実現しようとしたところに、人は惹かれるのでしょう。
忠敬が佐原から江戸に出た歳(51歳)と同い年である自分には何がこの後できるのか、己の胸に問う日々です。
【スタッフ雑談】箱根
2018年06月29日(金曜日)
6月初旬、箱根へ行ってきました。
今回はテレビ番組「ブラタモリ」の箱根の回に出演された方の案内で、地質や成り立ちについての話しを聞きながらの箱根巡り。
コースは、谷底や右岸から温泉が自然湧出している蛇骨川の渓谷、早川沿いの堂ヶ島遊歩道、そしてケーブルカーとロープウエイで大涌谷へ。
参加者は火山好きな人たちだったので、蛇骨川の渓谷では湯煙立つ崖を前に地質の話で盛り上がり、堂ヶ島遊歩道ではシカと遭遇するも騒ぐことなく案内人の話に聞き入り、近くの河原で火山豆石を見つけて大喜び。大涌谷では噴煙や硫黄の匂いにテンションはさらにアップし、新たな噴気孔を見ながら火山の話しに花が咲きました。
地形や地質の話を聞きながら巡る箱根は面白さも一入。観光とは一味違った箱根の魅力を満喫しました。