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【スタッフ雑談】カタクリ

2016年03月25日(金曜日)

カタクリの花を知ったのは、房総の春の雑木林を再現した博物館のジオラマ。
早春、樹木の葉が開く前の林内は陽光が林床まで届くので明るく、カタクリやアズマイチゲといった春植物が咲いている様子がジオラマで展示されていました。

なんて可愛らしい花だろうと実際に咲いているところを見に行ったのが、千葉市若葉区にある泉自然公園。北総台地の地形を生かした公園は四季折々の自然を楽しむことができ、カタクリの生育数は15万株で県内最大規模の自生地。そのうち4万5千株が花を咲かせるとのこと。

今、泉自然公園ではカタクリの花が見ごろ迎えたようで、今月31日迄はカタクリを案内するカタクリガイド(24日~31日)も実施中。
咲くまでには7~10年もかかるカタクリの花。うつむき加減に咲く様がなんとも可愛らしく、好きな花の一つです。
(R)

【代表弁護士から】山武市にある松尾藩資料館を訪ねました

2016年03月16日(水曜日)

松尾藩資料館というものが、山武市松尾町に昨年秋にオープンしたと聞きました。
訪ねてみたかったもののなかなか機会がなく、のびのびになってしまっていましたが、ようやく訪れることができました。

千葉県は小藩に分かれておりまして、石高が15万石を超える藩はありませんでした(最も石高の多い藩が佐倉藩の12万石)。
松尾藩も小藩の一つとしてあったのかな、それにしてはあまり聞いたことがないが・・・と思いながら、資料館に赴きました。

同資料館は松尾IT保健福祉センター内にあります。
1階を探してみても、それらしいものが見当たりません。
1階はそれこそ普通の役所みたいです。
職員の方に伺ったら、2階に図書館があり、その一角が松尾藩資料館とのこと。

2階に上がってみますと、図書館の奥の方に資料館の区画がありました。
入館料は無料ですが、記帳をしてほしいと要請されます。
山武市内からなのか、別のところに住んでいるのかは良いとして、名前自体を書かせるのは珍しいというか、ここ最近では体験したことがありません。山武市歴史民俗資料館でも、同様に名前を求められましたので、これは山武市の資料館の特徴なのかもしれません。

さて、「藩」といえば、普通は江戸時代に存在したと誰もが思いますが、この松尾藩はなんと江戸時代には存在していない藩でした。それでは、いつあったのかというと、明治2年(1869年)から明治4年(1871年)までです。
そういえば、廃藩置県は明治4年(1871年)ですから、それまでは「藩」は存在していたのです。それにしても、たった2年ほどとは!

なぜ、江戸時代が終わってから、松尾町(今の山武市)に藩が成立したのかというと、江戸の徳川家が駿河国・遠江国・三河国に移ったので、それらの国にあった藩が他所にやられたからです。松尾藩は、遠江国掛川藩主であった太田家(太田道灌の子孫)が移封されてきました。

廃藩置県により、松尾藩は松尾県となり、その後木更津県を経て、千葉県に編入となりました。
松尾は長らく松尾町でしたが、2006年(平成18年)に、山武町、成東町、蓮沼村と合併して山武市となりました。現在住所は、「山武市松尾町五反田」のように、「松尾町」をいれますので、松尾町は名前としては残っています。

松尾藩は、このように幻の藩のように短い間のものだったのですが、町をあげて資料展示スペースを設けているのは、珍しいと思います。
是非お近くに立ち寄りの際は、行かれてみてはどうでしょうか。

【スタッフ雑談】東日本大震災から5年

2016年03月11日(金曜日)

NHKで制作されたwebコンテンツから、震災の様子を知ることができます(「NHK NEWS WEB 東日本大震災」とネットで検索すると出てきます)。

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2011年3月11日 午後。

たまたまお客様との打合や相談などが入っておらず、休暇を取っていたメンバー以外は全員事務所におりました。各々デスクで仕事をこなしていました。

普段、弁護士は出払っていて事務局独りで留守番をすることも多い中、たまたまメンバー全員が事務所内にいたこと、お客様がいらっしゃらなかったことは幸いでした。

「ゴォォー」と地面から突き上げるような音を感じた矢先、窓のガラスがガタガタと音を出し揺れ始めました。床がぐらぐら波打っているように揺れていて立っていることもままならず、今まで体験してきた揺れとは明らかに違っていました。机にしがみつくような格好でしゃがみこみ、揺れがおさまるのを待ちました。とても長い時間揺れていたような気がします。

なかなか揺れもおさまらないし、「もう危険だ!逃げよう!」となってから、皆で非常階段を猛ダッシュで駆け降りました。外から眺めると、事務所のビルは、ビル自体が横にぐらんぐらん揺れているのがわかるほどでした。
避難場所である近所の小学校の校庭に避難しました。校庭には小学生が整列して集合しており、どうやら親御さんのお迎え待ちをしているようでした。
そんな光景を眺めがら、しばらく校庭で待機していたのですが、揺れがおさまった頃合いをみて再び事務所へ戻り、業務を再開したところで、第二波の揺れが襲ってきました。
そして二度目の非常階段ダッシュ。

そのころはまさかこのような大きな震災となっていることは知る由もなく、業務は臨時休業ということで解散しました。残って仕事を続けていた1名を除き、とりあえず事務所は出たものの、自宅が遠方である私を含む数人は帰宅困難者となり、千葉市内に足止め。余震もずっと続いていて、皆の携帯電話は警告音が鳴りっぱなしの状態でした。
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今日、あの日から5年経ちました。
震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、早期の復興を願ってやみません。(S)

【代表弁護士から】茂原市と荻生徂徠

2016年03月02日(水曜日)

茂原市本納には、荻生徂徠勉学の地があります。荻生徂徠の父が江戸を追われていた時期があり、その間一家は徂徠の母方の実家のある茂原市本納に移り住んでいたのです。つまりは、勝ち組からは転落してしまった。そんな時期が荻生徂徠の茂原時代でした。

荻生徂徠は、将軍徳川吉宗の諮問に応えて政治論を著してしますが(「政談」)、その中で茂原にいたときのことを書いています。

「私が17,8歳のころ、上総の国に住んでいて聞いた話がある。加賀の国には非人が一人もいない、もし非人がでると、小屋を建てて、その中にいれておき、草履を作らせたり、縄をなわせたり、さまざまの仕事をさせて、藩主の方からこれを養うかかりの役人をつけておき、その縄や草履などを売らせて、やがて元のように店を持つことができるようにしてやるのである、と加賀国から逃亡してきて、上総に居住している者が語るのを聞いて、これこそまことの仁政であると思ったことであった。」

この加賀の貧困対策というのはなかなか興味深い。小屋を建てて住むところを確保させる。これは今でいえば、ホームレス対策の無料低額宿泊所にあたるでしょうか。

それから、草履をつくったり、縄をなわせたりという仕事を与える。雇用対策ですね。
さらに、役人がその人のためについて、縄や草履を売らせて、もとの状態になるように復帰を援助する。かなりの手厚さです。
荻生徂徠が「これこそまことの仁政」と感嘆の声をあげるのももっともで、現代でもここまでの手厚い支援はありません。

徂徠はこの話を加賀からの逃亡者から茂原にいたときに聞いたとしています。特に仔細もなく江戸在住であったならば、逃亡者からの話を徂徠が聞くことはなかったでしょう。
加賀の国からの逃亡者との交流は、徂徠の心の中に強烈な印象を残し、後年の将軍への建白に繋がったのでした。

【スタッフ雑談】キノコの話 11

2016年02月26日(金曜日)

キノコに興味を持ち始めた頃、名前を調べるために形や色を図鑑と照らし合わせてもよくわからず、キノコの師匠に教えを乞いにいくと、師匠は形や色だけでなく、傘をひっくり返してヒダの部分も見ていました。
師匠曰く「胞子の色はグループや種類を決めるのにとても重要」とのことで、傘の裏のヒダにできる胞子の色を観察していることを知りました。

胞子は白色、紫黒色、ピンク色、褐色、黄土色、緑色などあり、シイタケの胞子は白色で、マッシュルームの胞子は紫褐色。
買ってきたマッシュルームは日が経つとヒダが黒くなるなと思っていましたが、それは胞子が熟した色だったのかと合点。

さらに師匠は「大きな図鑑(分類群ごとに記載されている図鑑)は胞子が白色のグループから有色のグループに並んでいる」ことも教えてくれ、図鑑で調べる際も胞子の色が重要であることを知りました。

野外でキノコを見つけたら、形や色だけでなく傘をひっくり返して胞子の色も要チェックです。
(R)

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井川 夏実Natsumi Igawa

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