【スタッフ雑談】床の掛物
2016年12月22日(木曜日)
先月のお稽古で掛けられていた軸は「楓葉経霜紅」(楓葉は霜を経て紅なり)。
山で見た紅葉は美しかったなと掛軸を拝見しながら思っていたところ、「楓の葉は厳しい霜を経験してこそ美しく紅葉することから、人も厳しい環境に耐え、苦労を経て成長することを言っているのです」と先生。
今月のお稽古で飾られていたのは「光陰矢の如し」。
まさに矢のように月日が過ぎ去り、引っ越しの準備に追われていた昨年末がついこの間のようで、あっと言う間の一年だったなと思いながら、改めて意味を調べてみると、月日は過ぎ去るのは早く二度と戻ってこないのだから、無為に過ごすことなかれとの戒め。
そして、年内最後のお稽古の軸は「無事」。
一年を無事に過ごせたことへの感謝の気持ちと、新年も無事に過ごせるようにとの願いを込めて毎年飾られます。
今年も残りあと僅か。
どうぞよいお年をお迎えください。
(R)
【代表弁護士から】面会交流
2016年12月15日(木曜日)
アメリカの映画を見ていますと、日本とは違った面会交流のシーンが出てきてびっくりします。
例えば、こんなシーン。
・元妻が子どもの親権を持っていて、元妻は再婚相手と暮らしている。
・元夫は、再婚相手に「やあ、元気?」と声をかけ、「じゃあ、子ども連れていくよ」と言って一泊二日の面会交流の為に車に乗せる。
・元妻もその再婚相手も当然というように笑顔で見守る。
アメリカが先を行っているというのはわかりますが、ここまで差があると驚きです。日本でもいつかこんな光景を見ることがあるのでしょうか。
日本の現実は、一方の配偶者に拒まれるとかなり厳しい状態になります。裁判所は直接交流(実際に会うこと)を促進していますが、守らなかったとしてもそれほどの不利益があるような体制になっていないからです。
良いか悪いかは別として、それが日本の現実です。
面会交流調停の現場をみていますと、直接交流か、間接交流(実際には会わず、様々な手段で様子を伝えること)かという二択でしか物事を考えていないようなのですが、疑問です。
直接交流だとしても月に1回か2回程度ですし、日常の状況というのは会う方としてはわからないものです。
間接交流は子どもの状況を伝えるということなので、これがまずあって、その上で子どもと会うというのが自然な姿だと思います。
直接交流か間接交流かではなく、間接交流がまずあって、その上で直接交流に発展させていく。直接交流に発展しても間接交流は続けていく。
そういうことが大事ではないかと思います。
【スタッフ雑談】JR千葉駅がリニューアルオープン!
2016年12月09日(金曜日)
先月20日にJR千葉駅がリニューアルオープンしました。
わたしは毎日通勤で利用しているのですが、休み明けで千葉駅に降り立ちびっくり仰天!
目の前に突如現れた真新しい綺麗な構内、なんと駅ナカができている!
工事期間が長かったせいもありますが、一体自分はどこにいるのかわからなくなりました。そこで駅ナカ飲食店をぐるっと偵察。乗り換え時間の暇つぶしができそうな飲食店がいくつもできていて感動すらしました。
かつて「東口」と言われていた改札口は「中央改札口」と呼び名を変え、3階部分にできています。「中央改札口」を出るとコンコースになっていて、「東口」「南口」「モノレール連絡口」「千葉公園口」と出口がさらに枝分かれしています。
リニューアル後の千葉駅は、階段の上り下りが増えた印象です(メイン改札が3階なので仕方ないですが)。ホームから中央改札へ向かうには、結構な距離の階段をのぼらなければなりませんので、荷物が多いときなどはホームからエレベーターを利用されるのがいいと思います。
また、メインの中央改札を抜けて、駅構外に出るにも、これまた長い距離の階段を降りていかねばなりません。こちらはエスカレーターが併設されているので一安心。エレベーターももちろん設置されていますが、メイン出口のエレベーター乗り場は正直わかりづらく、瞬時に見つけられませんでした。エレベーター乗り場のマークを頼りに歩くと、階段の脇の少し離れたところにありました。
JR千葉駅から当事務所へお越しの際は、メインの「中央改札口」を出て、そのまま直進し、エスカレーターで降りていただくと、正面がバスロータリーになっていますので、その7番バス停(千葉大学病院行き)のバスをご利用いただくと分かりやすく便利です。(S)
【代表弁護士から】12月
2016年12月02日(金曜日)
12月に入りました。今年もあと1ヶ月ありません。
当事務所は年内は12月28日までです。12月29日から1月3日まで休みとなります。新年は1月4日からです。
12月29日から1月3日まで休みというのは、役所と同じ休み方です。裁判所も役所ですから、この期間が休みです。
年末は以前は駆け込みのご相談というのが多かったのですが、ここ2~3年はそうでもありません。却って1月のほうが相談が多かったりします。
日本では、12月が大忙しで、正月はのんびり過ごすというのがスタンダードでした。私が弁護士になりたての頃(20年前)は、1月15日くらいまでは、裁判所でも期日を入れるのを控えるというような扱いがなされていました。
しかし、最近は裁判所も変わってきていて、1月4日は仕事始めなので期日は入りませんが、その後まもなくから期日をいれる扱いもあるようです。実際、今年は1月7日から裁判所で期日が入っており、しかも証人尋問だったので、年末年始での準備がそれなりに大変でした。
世の中全体が12月は休みモード、1月から動くというように少しずつ変わってきているのかもしれません。
これはアメリカの考え方の影響もあるのかもしれません。アメリカでは、11月23日の感謝祭から休みムードとなり、ブラックフライデーを経て、クリスマス休暇に突入するという感じのようです。
【スタッフ雑談】芋煮会
2016年11月25日(金曜日)
鍋の美味しい季節となりました。
先日、山形出身の友人から久しぶりに芋煮会をやるよとの連絡。
主に東北地方で行われる芋煮会。河原などで家族や友人らと里芋がメインの鍋を囲み食べるというもの。具材は里芋の他に牛肉もしくは豚肉、ネギ、コンニャクなどで、醤油もしくは味噌仕立て。具材や味付けは地域性があるようです。
山形出身の友人にとって秋の芋煮会は必然らしく、就職先の千葉でも芋煮会をやるといって始めたのが数十年前。
友人の芋煮への思いはたいへん熱く、芋煮用の鍋を地元山形で購入し、房総の山で芋煮会ができそうな河原を探し、芋煮会開催の手書きのチラシを作成。
東北出身でない人は「芋煮会?」と思いつつ、河原で鍋を囲むのは楽しいに違いないと大勢集まり、皆で食材や鍋を運び、火を起こし、友人指導のもと皆で芋煮作り。
里芋の皮むきはツルツル滑って大変ながらも皆で行うと早く、手でちぎって入れるコンニャクはブヨブヨした触感が大人気で取り合いに。ネギと牛肉も鍋に入れ、醤油、砂糖、酒で味付け。鍋が大きいので、醤油をドボドボと1本入れても足りないことにびっくりし、味が薄いだの甘みが足りないなどと言いながら、出来上がった鍋を囲みつつ皆で食べる芋煮は大変美味しく、友人の芋煮への熱い思いも納得。秋は芋煮の季節と皆が思うほどに恒例行事となりました。
そんな芋煮会もこの数年途絶えていたのですが、今年は久しぶりに開催との嬉しい連絡。
是非とも行きたかったのですが、都合がつかず参加できなかったので、せめてもと自宅で芋煮風鍋を作って楽しみました。
(R)