【スタッフ雑談】南方熊楠展
2018年02月26日(月曜日)
昨年は南方熊楠生誕150周年だったとのことで、上野の国立科学博物館にて「南方熊楠-100年早かった知の人-」展が開催されています。
変形菌や菌類の研究のみならず、民俗学や博物学など収集した資料は幅広く、超人的な記憶力をもち、語学に堪能で、神社合祀反対運動なども行った熊楠。
展示は、採集道具や日記、柳田國男との書簡、幼少の頃に筆写した「本草綱目」等や、渡英時代に大英博物館図書館で書物や文献を抜書した「ロンドン抜書」、変形菌の標本を天皇に献上した際のキャラメル箱、熊楠の採集した菌類や地衣類の標本、さらに2012年に新たに発見された「菌類図譜」等々。
また、今までは自然や民俗学などの研究者とされていた熊楠ですが、近年は広く資料を収集・蓄積し提供しようとした「情報提供者」であったとの評価がなされ、そうした切り口からも熊楠を紹介しています。
「知の巨人」として知られている熊楠さんの頭の中を覗き見したい方は是非。
3月4日まで開催中です。
(R)