【スタッフ雑談】チバニアン
2017年11月24日(金曜日)
千葉の名を冠した「チバニアン(千葉時代)」。
その名を地質年代に名づけるための申請が国際学会の1次審査を通り、今後、上位部会と総会を経て正式に認定されれば、77万年前~12万6千年前の地質年代は「チバニアン(千葉時代)」と呼ばれることになるそうです。
地質年代は100以上に区分されており、各年代の境界を観察しやすい代表的な地層を「国際標準模式地」として世界で一か所だけ認定。今回、日本の研究者チームはまだ名前の決まっていない77万年前~12万6千年前の時代の標準模式地として、地球の磁場が逆転した痕跡が良好な状態で残っている市原市田淵地区の養老川沿いの地層を申請。イタリアの2か所も申請をしていたそうですが、日本がより多くの支持を得て1次審査通過となったそうです。
正式に認定されれば、日本にちなんだ名が地質年代に付けられるのは日本初。しかも千葉の名が冠されるとは喜ばしい限り。
認定後は目印となる「ゴールデンスパイク」という黄金の杭が打ち込まれるそうなので、その折には是非、地球の歴史を物語る地層を観察しに行きたいと思います。
市原市役所のホームページには「15分で学ぶチバニアン」という動画サイトがあり、市職員が現地でわかりやすく解説しています。
(R)