【スタッフ雑談】サイエンスのための細密描画展
2015年09月25日(金曜日)
神奈川県立生命の星・地球博物館で「生き物を描く サイエンスのための細密描画」が開催されているとのことで、連休中に行ってきました。
お目当ては、キノコを調べるときには欠かせない保育社の原色日本菌類図鑑シリーズの編著者である今関六也先生と本郷次雄先生のキノコの細密画。
お二人ともキノコを詳細に観察、記録し、そして膨大なキノコの彩色細密画を描き残しています。
今回は図鑑の原図ともなったその細密画の一部と、今関先生が海外の菌類図鑑を模写したもの、本郷先生が学生時代に描いたキノコのスケッチ、描いたキノコの外部形態、顕微鏡所見などが記載された本郷先生のノート(日本語ではなく丁寧で美しい英文の筆記体)なども展示されており、お二人がキノコと向き合っていた姿や時間を想像し、時を忘れて見入ってしまいました。
今回の展覧会はこの他にも見応えのある生物画が多数展示され、さらに生物画を描くためのツールや技法なども紹介。
生物画の好きな人、生物画を描いてみたい人におすすめです。図録も読み応えがあります。
開催は11月3日迄。
(R)