【スタッフ雑談】キノコの話 4
2014年11月28日(金曜日)
先日、マッシュルームをたくさん頂きました。
新鮮なマッシュルームを目の前にし、思い出したのが森本彦三郎という人物。
日本でマッシュルーム栽培を成功させた人で、彼について書かれた本(「森の妖精」偕成社)を読んだことがあります。
ヨーロッパでは17世紀ごろから人工栽培が行われていたマッシュルーム。
明治19年生まれの彦三郎さん。新しいことを学びたいと18歳で渡米。欧米でマッシュルーム栽培の技術を学び、帰国。京都に森本養菌園をひらき、マッシュルーム栽培を成功させます。さらに、マッシュルーム缶の製造、輸入に頼っていたマッシュルーム種菌の日本での製造、ほだ木を必要としない「おがくず人工栽培」の考案、研修生や実習生制度による技術指導など日本のキノコ産業の発展に努めた人です。
こうして新鮮なマッシュルームを手にすることができるのも彦三郎さんのお蔭かもと思いつつ、どのように料理しようかと思案。
結局、シンプルにオリーブオイルで炒め、ワインのつまみに。
とても旨みがあり、大変美味しかったです。
(R)